2013年10月13日日曜日

Story ~Japanese~

ハロウィンの買出しにSIMのお店を忙しく見回るあなたに誰かが声をかけてきました。

「ハッピーハロウィン!」

振り返ってみるとかぼちゃ頭の少年がニヤニヤと笑いながらこちらを見下ろしています。

「ハッピーハロウィン!トリックオアトリート!ようこそRMK Gothic SIMへ。僕はこのSIMに住むゴーストのジャック!」

RMK Gothic SIMは年に一度のこの季節になるとSIM内に住むゴースト達と出会えます。
いたずら好きの彼らにつかまるとさぁ大変。

「おやおやぁ?君は人間かな?どうしてここにいるの?」

どうしてって・・・普通にいつものSIMに買い物に来ただけなのに・・・と辺りを見回してびっくり。
何だかいつものRMK Gothic SIMとは違います。
ここってこんなに暗かったかな・・・?

「ははーん。さては君も迷い込んだクチだね?この季節になると君の世界とこちらの世界の境界線が曖昧になるんだよねぇ。
ほら、君以外にも同じような人間がそこら中にいるでしょ?」

SIMの至る所に貴方と同じような人間が右往左往と歩きまわっています。
どうやら貴方はゴースト世界のRMK Gothic SIMへと迷いこんでしまったようです。

「何故か今年は多いんだよね、君みたいにあちらの世界から迷い込んで来ちゃう人間がさ。
そうだ!元の世界へ帰してあげるから、僕のお願い聞いてくれる?
今年はこういう状況だからさ、お菓子をくれる人間がとーっても少ないんだ。
だからまだお菓子を貰えていない仲間たちも沢山いるの。君にはそんな仲間たちの為にお菓子を作って届けに行ってあげて欲しい。どう?とっても簡単でしょう?」

急にそんなことを言われても、あなただって暇ではありません。
ハロウィンの準備でとても忙しいのです。

「そもそも君たちが勝手に迷い込んで来たから人間世界に人間が全然いなくなっちゃったんでしょ!今じゃあっちの世界のほうがゴーストタウンになってるよ!
年に一度の見せ場を君たちが台無しにしたんだから責任とってよね!困るよ困るよ!助けてくれないとお家に帰してあげないぞ!魂だけにしてこっちの世界の住人にしちゃうぞ!」

なんとも一方的な言い分ですが、どうやら彼らの望みを叶えてあげないことには貴方は元の世界に戻るすべがないようです。

「手伝ってくれるの?ありがとう!元の世界へ帰れる以外にも、手伝ってくれたあなたにはきっと良いことがあるから頑張ってね!あ、あとこれは僕からのプレゼントだよ。
その格好じゃ人間大好物の僕の仲間達にあっという間に食べられちゃうよ?お菓子を作るにしても雨を拾うにしてもこっちの格好の方が動きやすいと思う!」

雨を拾う?一体何の事でしょうか?

「え?お菓子の材料は雨から拾うでしょう?この季節は雨が多いしね。ホラ!雨だ!」

パラパラと空から何かが降ってきました。なんだかとっても良い匂い。
貴方の鼻の頭に降ってきた甘い匂いの液体を舐めてみると・・・とってもとっても甘いのです。

「お菓子の材料は雨から集めるのは常識でしょ!君、そんなことも知らないの!?・・・え?君の世界は違う・・?お水が降ってくる?エーッ!そんなのちっとも美味しくない!」

どうやらこちらの世界の”雨”はお菓子の材料が降ってくるようです。
だから周りの人間達も先程から何かを集めていたのですね!

「何か困った事があれば、RMK Gothic SIMのグループチャットを使って相談してみるといいよ。君と同じような人間が答えてくれるかもしれない。
中には人間以外もいるかもしれないけど・・・ね?」

さて、あなたは無事元の世界に戻ることが出来るのでしょうか?
急ぐ必要はありません。いつもとは違うSIMをお散歩しつつ、のんびりこの世界のお菓子作りを体験してみましょう。
それでは、いってらっしゃい。

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